築30年を迎えたM様邸では、長年の暮らしの中で水まわり設備の古さや、住まいの各所に気になる部分が見られるようになっていました。
特にLDKでは床のふわつきが目立ち、足元の状態が気になるように。また、浴室は新築当時から使用してきたタイル張りで、冬場の寒さもお悩みのひとつでした。
さらに、冬は冷え込みの厳しい地域ということもあり、窓から伝わる寒さや結露も気になる状態に。キッチンや洗面室を含め、毎日使う空間を中心に住まいの年月を感じるようになっていました。
| リフォーム箇所 | LDK床フローリング、壁天井クロス、 キッチン入替、洗面所床壁天井、洗面台交換、 浴室UB、内窓、玄関門扉 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県長崎市 |
| 延床面積 | 62.93㎡ |
| 築年数(完工時) | 築30年 |
| 建築費 | 620万円 |
| 施工期間 | 1ヵ月 |
| 設計・施工 | すまいるリノベーション |
今回は大きな間取り変更を行わず、既存の16帖のLDKや6帖の和室、水まわりの配置をそのまま活かしてリフォームしました。 キッチンや浴室、洗面化粧台などの設備を一新し、キッチンでは吊戸棚を撤去。背面収納のサイズやコンセント位置まで細かく検討し、これまでの間取りを活かしながら使い勝手を整えています。 さらに、寒さや結露への対策としてLDKを中心に内窓を設置。間取りそのものを変えるのではなく、設備・収納・断熱面を見直すことで、より快適に過ごせる住まいへとアップデートしました。
以前、外壁塗装をご依頼いただいたことのあるM様。今回のリフォームについて最初にご相談いただいたのは、工事から約2年前のことでした。一度は計画を見送られましたが、その後イベントのご案内をきっかけに、「そろそろリフォームを」と改めてご相談いただき、住まいの見直しがスタートしました。
築30年を迎え、キッチンや浴室などの水まわり設備が古くなっていたほか、LDKでは床のふわつき、浴室ではタイル張りならではの寒さが気になるように。また、冬場は冷え込みの厳しい地域のため、窓から伝わる寒さや結露もお悩みのひとつでした。
今回のリフォームでは、現在の間取りを活かしながら、LDKと水まわりを中心に住まいをアップデート。特にキッチンは、複数メーカーのショールームへ足を運び、収納のサイズや使い勝手までじっくり比較しながら、お客様の暮らしに合ったプランをつくり上げていきました。
さらに、寒さや結露への対策として内窓を設置し、利用できる補助金制度についてもご案内。設備を新しくするだけではなく、これからも心地よく暮らしていただける住まいを目指しました。
キッチンには、クリナップ「ラクエラ」を採用しました。今回、お客様が特に時間をかけて検討された場所のひとつです。
LIXIL・TOTO・クリナップなど複数メーカーのショールームへ足を運び、設備やデザインを比較。担当者も必要に応じてショールームへ同行し、既存キッチンの状況や納まりなどを確認しながら、商品選びをサポートしました。
なかでもこだわったのが、キッチン背面の収納です。既存家具とのバランスや収納したい物を考えながら、高さ・幅・奥行きを細かく検討。それに合わせてコンセントの位置も調整し、実際の暮らし方に合わせたキッチン空間をつくり上げています。
【Before】

築30年、新築時から使い続けてきたキッチン。
収納の使い方も含め、キッチンまわり全体を見直します。
【After】
デザインと機能のバランスから選んだ、クリナップ「ラクエラ」のキッチン。
高さ・幅・奥行きまでじっくり検討したこだわりの背面収納。
家電の配置まで考え、使いやすい位置にコンセントを計画しました。
打ち合わせを重ねるなかでご提案したのが、既存の吊戸棚の撤去です。
収納量とのバランスを考えながら吊戸棚をなくし、その分、背面収納をしっかりと計画。カウンターも今回の工事に合わせて入れ替えています。
キッチン設備だけを交換するのではなく、周囲の収納やカウンターまで一緒に見直すことで、空間全体をすっきりと整えました。木目調のキッチンに合わせた内装や、お客様が選ばれたペンダントライトも加わり、M様らしいキッチン空間に仕上がっています。
【Before】
リフォーム前は、キッチン上部に吊戸棚が設けられていました。
対面部分は、吊戸棚部分が壁となっており、少々圧迫感がありました。
【After】
吊戸棚をなくし、上部がすっきりとしたキッチンへ。
キッチンのリフォームに合わせ、カウンター部分も新しくしました。
リフォーム前から気になっていたのが、LDK床のふわつきです。
当初は既存の床の上から新しいフローリングを施工する方法を予定していましたが、工事を進めて状態を確認したところ、特にキッチンまわりで傷みが大きい部分が見つかりました。
そこで、状態の良くない箇所は既存床を撤去し、必要な部分をやり替えたうえで新しいフローリングを施工。表面だけをきれいにするのではなく、実際の状態を確認しながら施工方法を調整しています。
【Before】
見た目ではわかりにくいものの、リフォーム前はLDKの床にふわつきが見られました。
【施工中】
状態を確認し、傷みの大きかった部分は既存床を撤去。必要な部分を下地から整え、新しい床を施工します。
【After】
フローリングを一新し、足元からすっきりとしたLDKへ。
冬場の寒さや結露も、M様邸で改善したかったポイントです。
周辺は冬になると冷え込みが厳しく、窓から伝わる冷気や結露に悩まれていました。そこで、LDKを中心とした窓に内窓を設置。既存窓を活かしながら、その室内側にもう一枚窓を設けることで、窓まわりの断熱性向上を図りました。
また、今回の工事では補助金制度も活用。制度の要件を確認したところ、LDKのFIX窓や勝手口も対象となる工事が必要だったため、その内容をお客様へ説明したうえで施工範囲を調整しました。利用できる制度を確認しながら、住まいの快適性向上につなげています。
【Before】
冬場は、大きな掃き出し窓から伝わる寒さや結露がお悩みでした。
キッチン横の勝手口にも、結露の影響が見られます。
【After】
既存窓の内側にもう一枚窓を設け、断熱性を高めました。
LDKの窓を中心に内窓を設置し、寒さ対策を行っています。
勝手口まわりも、サイズに合わせた内窓を設置。内装に合わせた配色で違和感がありません。
築30年、新築時から使用されてきたタイル張りの浴室。冬場の寒さが大きなお悩みとなっていたため、LIXIL「リデア」へ交換しました。
浴室そのもののスペースは大きく変更していませんが、新しいユニットバスへ交換することで浴室空間を一新。後日お話を伺ったところ、従来より浴槽もゆったり使えるようになったとのことです。
【Before】
冬場の寒さが気になっていた、タイル張りの浴室。
【施工中】
既存浴室を解体し、普段は見えない内部の状態まで確認。傷みが確認された部分には、必要な補強を施しました。下地を整えるとともに、防蟻処理も行っています。
【After】
LIXIL「リデア」へ交換し、明るく快適な浴室へ。断熱性も大幅に向上しました。
保温性の高い浴槽で、あたたかさが持続。丸みを帯びた形状で、ゆったりと浸かることができます。
洗面室も内装から設備までまとめてリフォームしました。
洗面化粧台にはクリナップ「ファンシオ」を採用。これまで幅750mmだった洗面化粧台を900mmへサイズアップし、限られた空間の中でも、よりゆとりを感じられる洗面スペースへと整えています。
床・壁・天井の内装も一緒に見直すことで、設備だけが新しくなるのではなく、洗面室全体を明るく清潔感のある空間へ仕上げました。
【Before】
リフォーム前は幅750mmの洗面化粧台を使用されていました。
【After】

幅900mmのクリナップ『ファンシオ』へサイズアップ。内装も一新し、明るくすっきりとした洗面室に生まれ変わりました。
室内だけでなく、玄関まわりの門扉も今回のリフォームに合わせて更新しました。
既存の門扉はやや傾きがあり、開閉時に引っかかりを感じる状態に。そこで門扉を新しくし、あわせて手前に設置されていた古い白色のフェンスを撤去しました。
毎日使う場所だからこそ、住まいの中だけでなく、出入りする部分まで使いやすく整えています。
【Before】

傾きによって、開閉時に引っかかりが生じていた門扉。

門扉手前にあった古いフェンスも今回撤去しました。
【After】
門扉を新しくし、毎日の出入りもスムーズに。
不要なフェンスを撤去し、玄関まわりもすっきりと整いました。
今回のリフォームでは、大きく間取りを変えるのではなく、M様が長年暮らしてきた住まいの形を活かしながら、LDKと水まわりを中心に気になっていた部分を一つひとつ見直しました。
特にキッチンは、複数のショールームを巡りながらじっくりと検討。収納の高さや幅、コンセントの位置に至るまで、これからの使い方をイメージしながら計画したことで、お客様のこだわりが詰まった空間に仕上がっています。
また、床のふわつきには状態に応じて下地から対応し、浴室の解体後に確認された傷みには補強や防蟻処理を実施。内窓の設置による寒さ・結露対策など、完成後には見えにくい部分も含めて住まいの快適性を整えました。
工事後には家具も新調され、新しくなった住まいでの生活を楽しまれているご様子だったとのこと。快適に過ごせるようになりました」とのお声もあり、2年前の最初のご相談から時間をかけて進めてきたリフォームが、新しい暮らしへとつながりました。