築37年のマンション。間取りや内装は築年数を感じさせる状態で、内見時の“第一印象”が弱いのが課題です。
| リフォーム箇所 | 間取り変更(和室から洋室・3DKから3LDKへ)、壁・天井・床張り替え、ユニットバス・キッチン・洗面台・トイレ交換 | 所在地 | 長崎県長崎市 |
|---|---|---|---|
| 間取り | 3DK | 構造 | RC造 |
| 延床面積 | 88.47㎡ | 築年数(完工時) | 37年 |
| 建築費 | 1200万円(4階部分のみ) | 施工期間 | 約2ヶ月間(4階部分のみ) |
| 設計・施工 | すまいるリノベーション |
リノベーション後は、分断されていたDKと洋室をひとつにつなげ、ゆとりあるLDK空間を新設。現代のライフスタイルに合った使いやすい配置へと生まれ変わりました。さらに、既存の和室・洋室も改修。3つの洋室を確保しつつ、LDKも広げるバランスの良い間取りになっています。「入居者が選びたくなる開放的な住まい」へとアップデートしました。
長く空室だったお部屋を見直し、間取り変更とデザイン提案で印象を一新。暮らしやすさと美しさを両立した3LDKに生まれ変わりました。
長期間空室が続き、なかなか入居者が決まらないことが今回のリノベーションの大きなきっかけです。築年数が経ち、設備や内装の古さが目立ち始めていたことから、物件の印象を根本から見直す必要がありました。
「入居者に選ばれる魅力のある住まいにしたい」というご要望から、デザイン性と使い勝手を両立したリノベーションをご提案。空間全体の統一感を図るため、外部のインテリアコーディネーターとも連携しました。
目標となるのは「住んでみたい!」と思わせる視覚的な訴求力の向上です。
視覚的な訴求力を高めるためには、デザイン性のある内装が必要です。そこで、“空室対策としての魅せるデザイン”+“素材感・照明計画・統一感”を意識したリノベーションを実施しました。
施工前は、キッチンと居室が分かれた 3DK構成でした。廊下を中心に各部屋へアクセスする昔ながらのスタイルです。
水廻りが一箇所に集中しているため、家事動線も問題がないように思えます。
しかし、見方を変えればキッチンと居室の独立性が高く、生活動線がやや複雑です。
そこで、ダイニングキッチンと隣接する和室をつなげ、広々としたLDKにリノベーションするプランを立てました。
ダイニングキッチンをLDK化しつつも、洋室を3部屋確保するために大幅な間取り変更が必要です。そこで、室内すべての壁を撤去しました。
快適性を高めるために、天井に断熱材を敷き込みます。
ダイニングキッチンのLDK化にともない、既存のキッチンを撤去。壁付けキッチンから対面キッチンへと変更します。
リビング全体を見渡せる対面キッチンに生まれ変わりました。
また、間口を増やしたことで、ダイニングキッチン側からアクセスできなかった洗面所やお風呂にもスムーズに出入りできるようになりました。
こちらがリノベーション後の間取りです。部屋数を減らすことなく、見通しがよく明るい住空間へ生まれ変わりました。
3つの洋室には、それぞれ収納スペースを確保。細かく区切られていた収納を再配置することで、“片付けやすい間取り” へと改善しました。
LDK側の対面キッチン腰壁には“見せる収納”を採用。可動式の棚で、しまうだけでなくインテリアとしても楽しめるデザインとしています。
リビングには、天然石を使用したシート(ハンディストーン)を施工。上質な素材感が、ホテルライクな雰囲気を演出しています。
照明との相性もよく、入居者の印象に残る象徴的なアクセントとなりました。
デザイン性を高めるために課題となったのは、照明計画です。今回のリノベーションでは、間接照明を仕込むために天井を一部ふかし、下がり天井を造作。光がやわらかく広がるよう、照明のラインがきれいに見える設計としました。
柔らかい光が空間全体を包み込み、お部屋ごと“絵になる”雰囲気になるようこだわっています。
LDKの窓まわりにはバーチカルブラインドを採用。光を柔らかくコントロールすることで、縦ラインが際立ち、空間をすっきりと見せる視覚的な効果が期待できます。
水廻りはTOTOの製品で統一し、使いやすさと美しさを両方重視しました。
キッチンには、シンプルで使いやすいTOTO「ミッテ」を採用しています。収納力とお手入れしやすい素材・形状が特徴。日々の家事がスムーズにこなせる、使い勝手の良いキッチンです。
TOTO「ピュアレストQR」のトイレは、少ない水量でしっかり流せる節水仕様。汚れがつきにくい加工が施されており、お手入れが簡単でキレイを保ちやすいのがメリットです。
外部インテリアコーディネーターの意見も取り入れながら、「入居者が選びたくなる空間とは何か」を徹底的に考え、素材・照明・色味を統一。
ただ新しくするだけではなく“入居者目線の価値向上”を目的としたリノベーションを実施しました。デザインはもちろん、空室対策としても効果の高い“設備刷新”で、物件価値をしっかり引き上げています。
今回のマンションリノベーションでは、空室だった住まいをデザイン性の高い3LDKへ再構築し、間接照明や天然石シートなど、細部にまでこだわった“選ばれる空間”が完成しました。
すまいるリノベーション(中村工務店)では、賃貸物件の価値向上を目的としたリフォームから、デザイン重視の空間づくりまで幅広く対応しています。
物件の魅力を高めたい、入居率を改善したいなど、長崎でのマンションリノベーションをご検討の際は、ぜひ「すまいるリノベーション」へご相談ください。
A様
築年数を感じさせていた空間が、照明・素材・設備の力で大きく印象が変わりました。特にLDKの天然石シートと間接照明は、内見時の“決め手”になるポイントです。次の募集が楽しみな物件となりました。